またまた、【ワイン関連】の "小説" です (笑)
今回、ご紹介する本はこちら!
「ワイン一杯だけの真実 / 村上 龍」幻冬舎文庫
です。
この小説の雰囲気が大好きで、よく持ち歩いています (。-`ω-)☆
こちらの作品は、【ワイン小説集 (短編集)】となっております。
8本のワイン、"オーパスワン"、"シャトー・マルゴー"、"ラ・ターシュ"、"ロス・ヴァスコス"、"チェレット・バローロ"、"シャトー・ディケム"、"モンラッシェ"、"トロッケンベーレンアウスレーゼ (ロバート ヴァイル醸造所)" をモチーフに、女性を主人公として【官能的】に描かれた作品です。
また、ソムリエで有名な "田崎 真也さん" が最後に、それぞれのワインを解説しています。
小説の内容についてですが、主人公の女性は、自分自身や人生に違和感を持っていて、嘘で塗り固められた社会全体を拒否し、グラス一杯のワインの中に "真実" を見つける、といった内容でそれぞれ描かれています。
これが「作家の力」か・・・・・・と、驚異的な筆致に圧倒されました。
読む人によって "感じ方・捉え方" は様々だと思いますが、私は、それぞれの女性には "人間味" をすごく感じました。
この世の中、周りに合わせて行動する、思ってもいないことでも空気を読んで発言する、そういった表面だけを取り繕った社会において、主人公の彼女らは、一見変わった人間のように思われるかもしれないが、自分的には、より人間味があるように感じられ、「スッー」と物語の中に入り込むことができました。
詳しい内容については、読んでからのお楽しみです (*^^)v!
私の一押しの "小説" です! ※この小説は、人によって好き嫌いがハッキリ分かれる気がします・・・・・(^_^;)
また、"ワインを飲みながら読む本" に打って付けの作品だと思います!
落ち着いた雰囲気の【バー】で、美味しいワインをいただきながら、ゆっくりとこの本を読みたいものですね~~~~~。
↓【ワイン一杯だけの真実 / 村上 龍】です。
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